第2話~新たな患者~

4/12
前へ
/195ページ
次へ
落ち込んで居た、瑠美さんが顔を上げた。 瑠美[すみませんでした、先生 もう少しで診察時間です] 邦衛[分かった、今日も1日頑張って行こう?] 瑠美[はい] 俺は、椅子に座り患者の名を見た。 すると、俺は驚いた。 患者の名前は、三浦 美世って名前だった。 この娘は、俺と雪菜が初めてデートした時に 迷子になって居た娘だ。 邦衛[三浦さん、三浦 美世さん 診察室にお入り下さい!] 窓の向こうに、人影がうつる。 ガラガラ・・・。 邦衛[こんにちは! 三浦 美世さんですね?] 美世[はい・・・] 俺は、美世さんを座らせて話を聞く。 邦衛[では、カウンセラーを始める前に聞きたい事が有ります] 美世[・・・・・・] 美世さんは、何も言わずにコクンと頷いた。 邦衛[カウンセラーとは、関係無いけど 美世さんって昔に デパートで迷子にならなかった?] 美世[なりました・・・] 美世さんは、ビクビクしながら話す。 邦衛[それで、あるカップルに助けられなかった?] 美世[はい・・・、優しい人達でした・・・] 邦衛[そうなんだ♪ 名前は覚えてる?] 美世[確か・・・島村 邦衛って人と橘 雪菜って人だったような・・・?] 憶えてるもんだな、あの小さかった 美世さんがあんなに大きくなったんだもんな。
/195ページ

最初のコメントを投稿しよう!

103人が本棚に入れています
本棚に追加