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何よ!!意味分かんない!!
皆可愛い名前なのに
なんで私だけ―――!!
「お嬢さん」
華「……はい…??」
気が付けば華は
暗い路地裏の入口にいた
そこにいたのは老婆
紺のローブを纏った
妖しい笑顔の白髪のお婆さん
老婆「名前、なぁに??」
華「華…川崎 華です」
老婆「名前、嫌なの」
華「なん…で……」
私は一言も名前が嫌いだと
口に出してないハズ
なのになんで…………
老婆「なんで知ってるのか…??私は何でも知ってるのよ」
華「なん…でも……??」
老婆「えぇ」
老婆は妖しい笑みを
優しい笑みに変え
華を見上げた
老婆「華ちゃん、貴女、知りたい事があるでしょう」
華「何でも教えてくれるの??」
老婆「もちろん」
華「本当に…??」
老婆は黙って静かに頷いた
老婆「何が知りたい??」
華が知りたい事は1つ
華「お母さんが私に"華"と名付けた理由が知りたい」
老婆「承知致しました」
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