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『菜々…おめでとう』
気が付けば全く知らない
病院の病室にいた
華「お…母…さん……??」
呆然と立ち尽くす華の声は
母の菜々には聞こえない
漫画などでよくある
タイムスリップだ
老婆「菜々…貴女の母ね」
華「…!!お婆さん……!!」
老婆が隣に立っていた
菜々『ありがとう…』
お母さんの胸の中には
小さな小さな
生まれたての赤ちゃんがいた
華「あれ………」
私―――――??
老婆「そうよ」
菜々の隣には
父である洋一がいた
洋一『名前、決めた??』
ドクン――――
華の運命の瞬間でもあった
今まで知りたかった事が
やっと分かる………
華の手は一気に汗ばんだ
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