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「うわぁ…」
まず最初に、見るからに高価なふさふさの赤い絨毯とかなり大きなシューズラックが目についた。
玄関は吹き抜け構造になっており、少し先の右手に階段。左手に扉。
そして正面には綺麗なひまわりの絵が飾ってある。
全てが合わさって究極の美を作り出しているかのよう。
…ってか、全部高そうだな。
「おかえりなさーい」
そんな事を考えていると、左手の扉の奥から女の子のものらしき声とドタドタという人の足音が聞こえてきた。
この声がさっき綾音さんが言っていた『私達』なのかな?
そんな推理をしていると扉が開き、中から腰まである黒髪が特徴的な長身で綺麗な女の子が
『バスタオルを体に巻いただけ』
という超刺激的な格好で出てきた。
バスタオル一枚向こうには女の子の豊満な体が……ゲフフ。
「お母さん…はやかt…」
言葉を途中に突如固まる女の子。
一方俺は、もはや変態と化し、初めて見る同年代くらいであろう女の子の色っぽいボディに目が釘付けになっていた。
バスタオルの上からでも十二分にわかるエロさに見とれていると、突然鼻が熱くなってきたので何事かと思って手をやると、手に赤い液体が付着した。
俺の鼻血が女の子にも見えた様で、次の瞬間には女の子の大絶叫が家中を響き渡った。
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