出会い、そして新生活

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ドタドタドタドタ この世のものとは思えない程の絶叫を聞き付けて、階段の上から二人分の足音が降りてきた。 その時、俺の固有結界 『美女センサー』 が反応した。 ちなみにこれは、美女が俺の半径50m内(遮蔽物が無い状態で)に入ると反応する仕組みだ。 まぁ実際はただ見てるだけな訳だが。 「どうした、姉貴!?」 「大丈夫?お姉ちゃん!?」 俺がくだらない説明を誰かにしているうちに二人の女の子が玄関に来た。 「なっ…」 「え…」 一目見ただけで全てを把握したらしく、皆一様に言葉を失っている。 一人は茶髪ショートカットに気の強そうな目元の女の子。 一言で言うならボーイッシュ。 おそらく、同姓からも異性からも人気があるだろうカッコいい感じの子だ。 もう一人は肩までの金髪の小柄な女の子。 守ってオーラがビンビン伝わってくる小動物系の可愛らしい女の子だ。 ってか、何? 全員綾音さんの娘なのか!? 皆美人過ぎるんだけど…。 これなんてエ○ゲ?
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