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「ついでに言うと、ここに来たばかりのときに『うまそうなおにぎりを俺の手にのせる』は無理だった…。」
大地が声を暗くして言う。私は笑いをこらえた。
「そういうことだから、多分俺の能力でおじさんは助けられないと思う。美佳、何かいい案はないか…?俺はどうしても思いつかない。それから羽根は使えないからな。」
同じこと言ってるよ…。羽根は使わないってば!
「うーん…………。
悪魔………
悪い魔……
悪い……
………
……………あ。そうだよ、大地!!簡単だよ!!悪魔の弱点がわかっちゃった☆」
大地は顔をしかめる。そんな簡単なわけない、ていう顔だ。
そうだよ…だって、悪魔なんだもん……。絶対に大丈夫だ。
私の考えにはどこか確信の持てるものがあった。
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