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私は大地に耳を貸してと言う。
大地は耳を傾ける。
小さな声で囁く。
「あのね…………………
………なんだよ。」ようやく大地の耳から離れる。
「………おまえな。悪魔はそんな簡単な奴じゃねぇよ?」
大地は肩を落とす。
「ううん。大事なことなのよ。だって私達人間だもの。ね、授業終わったらすぐおじさん助けに行こ!」
そう言うとちょうどチャイムが鳴った。5時間目の予鈴だ。
「じゃあね!大地。」
私は元気よく手を振るが大地は不安そうな顔をしていた。
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