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ラーメン屋に着いた……。おじさんは大丈夫なのだろうか。『本日臨時休業日』とドアに貼ってある。
ガラッ
大地が思いっきりドアを強く開けた。
お客さんは当然誰もいなかった。
床に割れたグラスが一面に散らばっている。
カウンターにタクヤがうなだれていた。
「親父!どうしたんだよ…。」
タクヤが言う。私達が入ってきたことに気づかない様子だ。
おじさんは黙々とラーメンを作っている。
「タクヤ、大丈夫か?」
大地がタクヤにそっと話をかけた。
「親父、どっかおかしいんだよ…。怒りだしたと思ったら突然黙々とラーメン作って…また怒ってグラス投げて…またラーメン作っての繰り返しだよ…。病気みたいだ…。」
タクヤが泣きそうになっている…。
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