第四章:ラーメン屋の店長を救え

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私と大地はそっと外に出た。 大地が言う。 「一体なんで悪魔がいなくなったんだ…?」 「大地まだわからないの?」 私は呆気にとられた。 「悪魔なのよ。悪には愛しか勝てないわ。」 自分がこんなことを口に出すのは照れくさかった。 「愛?」 大地が真剣に聞き返す。 「愛はね、不思議な力を持ってるの。 愛を感じるとね、心がすごく暖かい気持ちになってね、それが勇気になったり生きる糧となる。 目には見えないものだけど…… だからこそ魅力があるのかも……。 それにさっきも言ったけど人間は言葉を言うために口がある。 口に出さないと伝わらないことだってある。 だからタクヤに言いたいこと全部言いなさいって言ったの……。 店が忙しいことは知ってた……。 だから、タクヤ本音言えてなかったのかなって思ったの……。」 私は長々と話した。こんなに話すのは生まれて初めてかもしれない。 「そうか…。愛は強いんだな……。美佳、俺、ちょっとおまえのこと見直した。」 大地が私の目を見て言う。 「えへへっ♪ありがとう♪」 大地に笑顔を向けた。
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