120人が本棚に入れています
本棚に追加
───家に着く。
「あ、ごめん。今日家の鍵学校に忘れちゃったぁ…。」
私は鞄の中を必死にあさったが鍵は見付からなかった。
親はこの時間だとまだ仕事中だ。
「お姉ちゃんが部活から帰ってくるまで待ってくれる?」
「ああ。」
大地がすぐ返事をした。
と、そのときタイミングよくお姉ちゃんの姿が見えた!
「お姉ちゃーん!私、鍵を学校に忘れちゃったのー!部活は??」
「あら…今帰ってきた所なの?今日の部活は休みが多かったからすぐ解散したの…そちらにいらっしゃる男性は美佳のお友達のかた?よかったらお茶を一緒に飲みましょう。」
お姉ちゃんが大地にニコッと笑った。
「え??じゃお邪魔します!!」
大地にしては丁寧な口調だった。
三人は家の中に入った。なんだか変な感じがする。大地がいるからだよね…。
最初のコメントを投稿しよう!