第五章:黒い羽根

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───家に着く。 「あ、ごめん。今日家の鍵学校に忘れちゃったぁ…。」 私は鞄の中を必死にあさったが鍵は見付からなかった。 親はこの時間だとまだ仕事中だ。 「お姉ちゃんが部活から帰ってくるまで待ってくれる?」 「ああ。」 大地がすぐ返事をした。 と、そのときタイミングよくお姉ちゃんの姿が見えた! 「お姉ちゃーん!私、鍵を学校に忘れちゃったのー!部活は??」 「あら…今帰ってきた所なの?今日の部活は休みが多かったからすぐ解散したの…そちらにいらっしゃる男性は美佳のお友達のかた?よかったらお茶を一緒に飲みましょう。」 お姉ちゃんが大地にニコッと笑った。 「え??じゃお邪魔します!!」 大地にしては丁寧な口調だった。 三人は家の中に入った。なんだか変な感じがする。大地がいるからだよね…。
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