第五章:黒い羽根

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なんだか大地と一緒に住めるなんて…本当に信じられない! 皆がカレーライスを食べ終わると大地が「俺が食器洗いしますから」、言ったので任せることにした。 母はお風呂に入りに行き、私とお姉ちゃんは二階の空き部屋…つまりこれから大地の部屋になる部屋を掃除することにした。 「どうして遠くから来たってわかったの…?両親死んだってなんでわかるの?」 私は窓を拭きながらお姉ちゃんに聞いた。 「うーん…全部直感だよ。両親が死んだっていうのも…なんとなく。」 私はお姉ちゃんが人の心の中が読めるんじゃないかと時々思う。 さすがにここまでわかると…人間を越えているんじゃないかと感じてしまう。 大地が部屋に入ってきた。 「お母さんあがったみたいだから次誰か風呂入って。」 私はこれ以上お姉ちゃんと話をすることが出来なかった。
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