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しばらくそうしていると、落ち着いたらしい。
「おら、もう帰れ」
「ちょ、お前後で生徒会室来いよっ」
「気が向いたらな!」
恋杜は玄関を閉めると鍵をかけチェーンまでかけた。
「恋杜、大丈夫?」
リビングに戻り、ソファにうなだれたように座る恋杜。なんか、凄く病んでるよ……
子猫を降ろし、恋杜の隣に座り頭を数回撫でる。
「椿……」
「大丈夫?」
「あぁ………ただ、あんな我慢したの初めてだったからな」
「?」
我慢?何を?
「よしよし?」
よくわかんないけど、取り敢えず恋杜の頭を撫でた。
恋杜は俺の太腿に頭を乗せ目を閉じる。
「恋杜?」
「……少し寝る」
「ん」
い、今ドキッてした~っ
だって、下から恋杜の手が伸びてきてそれを見てたら恋杜の指が俺の唇を撫でてそれからその指を恋杜が舐めたんだよ!
うぅ………ドキドキしてる……
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