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そう。
何を隠そう私はただの人間。
人の血を飲む趣味なんて、
もった覚えがない。
何?
新手の嫌がらせ?
男の意味不明な発言に、
恐怖はどこかへ消えてしまった。
そのかわり、
意味が分からなさすぎて頭が真っ白になる。
そんな私を見て、
男は盛大な舌打ちをした。
「いいから飲め!
死にたいのか!?」
怒鳴りつけられて我に返った。
かと言って、
死にたくないのであなたの血をいただきます、
なんて言うハズもない。
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