七不思議

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「お~い!光!!」 「馨」 校門で光の名前を呼んだのは 山瀬 馨(やませ かおる) 茶髪でテンションが高い 顔は良くて結構モテる 瞳も色素の薄い茶色 そして光と呼ばれた男子生徒は 六谷 光(むつや こう) 頭が良く常に冷静でクールなとこがまたカッコいいと人気 馨とは正反対で 髪は黒瞳も黒で眼鏡をかけていた 顔は馨より地味だが十分美形だった。 「朝からテンションひっくいね~」 光の側に行きハァと馨はため息をつく。 「お前は少しは冷静になれ」 「光みたいに暗くなりたくねーも~ん」 「気が合うな 俺もお前のようなチャランポランにはなりたくない」 「キツ~」 「本当だろ?」 「真顔でハッキリ言わないでくんない? メッチャ傷つく……」 馨は光の肩に手を乗せ光によっかかった。 「馨 重い」 「……うらぁ」 ボスッ 馨は光にのしかかった。 「うわっ! やめろこの馬鹿!」
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