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馨の目はキラキラと輝いていた。
「……お前戦闘系のゲーム大好きだもんな……」
「うん!」
馨はニッコリと笑う。
「でも
渡された武器で敵を倒すとか
まさにゲームだ
ゲームの内容を誰かが七不思議にしたんじゃないか?」
「光は本当に幽霊とか七不思議信じないよな~」
「実際に見ないと信じられないタチなんでな」
「夢が無いな~もう」
馨は頬を膨らます。
「で?
その『幽霊退治ゲーム』とやらの話を熱弁するって事は
お前はそれに参加したいのか?」
「モチ!!」
「餅?」
光は真顔で首をかしげる。
「勿論の略!!!!
何その天然ボケ!?
俺にどうつっこめと!?」
「別にわざとじゃ……」
「わざとじゃないから天然ボケって言うんだぜ
光君」
「うっ五月蠅い!!\\\」
いつも馬鹿にしている馨に逆に馬鹿にされなんだか恥かしくなった光だった。
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