メシ屋

3/5
5人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
開けた瞬間、 「いらっしゃい!」 と、とても元気な声が聞こえた。 中には、50代くらいのおやじが、厨房に立っていた。 自分以外に客はいないようだ。 「この店にメニューはない。何が食いたいか、言ってくれ。」 と聞かれ、 「それじゃ、何か肉料理を。」 と答え、椅子に座る。 そこで出て来る料理はとてもすばらしいものばかりで、吉戸は時間が過ぎるのも忘れ(ついでに、道に迷っていたことも忘れ)出て来る料理を腹一杯になるまで食べ続けた。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!