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授業も四限まで終わりあと一息と思いながらまやと昼食を食べる。
あたしとまやは久しぶりに初めてあったときの話をした。
まやとは高校からのつきあい。高校入試の時隣の席だったのがきっかけだった。緊張していたあたしにまやは、
「はい、これ。舐めると落ち着くよ。」
と飴をくれた。
そして入学式の日に教室に入ったらまやが居て同じクラスだってことがわかって仲良くなった。
「あの時はまじありがとね。あの飴があったおかげで受かったようなもんだからさ。」
あたしは感謝を込めて言った。
するとまやは
「ほんとだよ。あの時そらめっちゃ黒いオーラだしててこっちまで黒くなりそうだったんだから。」
と笑いながら話していた。
だがその平凡な日々が長く続くわけなくて…‥‥‥‥
ブーブーブー
「そら!!!携帯なってるよ」
パンをほおばりながらまやが言う。
「あぁ、うん。」
ケータイを見るとメールがきていた。
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