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―キーンコーンカーンコーン
「はい、じゃあ今日の授業はここまで。明日は48ページからやるからちゃんと予習してくること。高崎は、昼休み職員室来て。」
この学校のアイドル的な存在の田村先生は爽やかな笑顔を撒き散らしながら去っていった。
「なになに~?沙菜、田村チャンに目つけられるようなことしちゃったわけ?」
いつも好奇心旺盛な私の親友の香織は、田村先生の虜の一人である。
「なわけないでしょっ!」
「あれ~?さっき沙菜寝てなかった?」
「ねっ‥寝てないもん!
睡魔と戦ってただけ!!」
「沙菜、それを一般的に居眠りって言うんだよ‥。」
彼女は呆れた顔で私を見つめた。
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