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私は今バージンロードを歩いている。
ゆっくり、ゆっくり、拓斗に向かって―…
拓斗が私を見つめ、微笑んでくれている。
……早くその手を取りたい。
「よろしくお願いします。」
お父さんの小さな声は拓斗にしっかり届いていて
「必ず幸せにします。」
その力強い言葉にお父さんは微笑んだ。
拓斗の隣は、心が温かくなる。
拓斗の笑顔は 、私を幸せにする。
好き、って言葉じゃ全然足りない。
愛してる、でもまだ足りない。
拓斗がいるから、私は頑張れる。
いつから、こんな弱い私になったんだろう。前なら、1人で出来た事も今では拓斗がいないと出来なくなった。
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