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「……ねぇ、拓斗?」
「…………ん?」
「知ってる?私の落ち着く場所がどこなのか…」
「…知ってるよ。……俺の隣でしょ?」
「…なんでわかったの?」
「…だって俺の落ち着く場所も、沙菜の隣だから。」
きっと最初から、心のどこかでわかっていたんだと思う。
私には拓斗しかいないんだって…
私たちが心を許して
本当の自分でいられる居場所。
そこにいるだけで
心が温まる私の居場所。
あなたの隣
【完】
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