30章 私の居場所

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    「……ねぇ、拓斗?」 「…………ん?」 「知ってる?私の落ち着く場所がどこなのか…」 「…知ってるよ。……俺の隣でしょ?」 「…なんでわかったの?」 「…だって俺の落ち着く場所も、沙菜の隣だから。」 きっと最初から、心のどこかでわかっていたんだと思う。 私には拓斗しかいないんだって…     私たちが心を許して   本当の自分でいられる居場所。     そこにいるだけで    心が温まる私の居場所。       あなたの隣        【完】  
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