1章 先生のススメ

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  私、高崎 沙菜は吹奏楽部で、田村先生は吹奏楽部の顧問なのだ。 「よし、部活だけならいいんだ。じゃあ高崎、夏休みの練習4日間だけ休んでいいぞ。」 「いや‥休みませんよ?私、部活好きですから。しかもコンクールがあるじゃないですか。」 「ったく話通じないなー‥。もちろんコンクール終わったあとに決まってるだろ。で、4日間で行って欲しい所があんの。まぁ、高崎が行きたければだけど。」 「行って欲しいところ‥?」 私は嫌な予感がした。 この前だって、部活で使うための楽譜を買いに行かされた。 でも4日もかけて行くところなんて思い付かない。    
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