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「ただいま～」
「帰ってきたか唯菜。お腹がすきました、と美咲は緊急報告します」
「えっと……ミサ姉それは、とある魔○の禁○目録の御坂妹？」
「ご名答！」
美咲は唯菜に親指を立てた。
テーブルにはその本が置いてあった。
おそらく留守中に大樹の部屋の本棚から取り出し読んでいたのだろう。
「いそいでつくるから待っててね」
そういうと唯菜はキッチンに向かい、素早く料理にとりかかった。
料理ができるまで大樹は夏休みの宿題を、美咲は本の続きを読むことにした。
「（魔法史でもやるか……）」
魔法史（まほうし）とは魔法界の歴史の勉強のことだ。
「（えっと……なになに……）美咲、ここの答え何？」
「ん？……どこだ？」
美咲は面倒くさそうに返事をした。
しかしなんだかんだ言って結局答えを教えてくれた。
さらにその後も大樹にわかりやすく指導をほどこした。
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