第一章~oh my sister~

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「さぁ、召し上がれ」 「「いただきます」」 今日の夕食はオムライスだった。 これは大樹の大好物だ。 「はい、兄さん。あ~ん」 「あ~ん」 「おいしい?」 「おう!やっぱり唯菜が作ったオムライスは最高だな」 「ありがとう、兄さん」 「なんか、私は邪魔ものか?……」 美咲は二人のやりとりをみて言った。 「そんなことないよ!」 「ふ~ん……よし、大樹優しい美咲お姉さんが食べさせてやろう。あ~ん」 「……」 「そう恥ずかしがるな、あ~ん」 「……」 「ほら、あ~ん」 「……」 「あ~ん」 「……」 「……あ~んって言ってんだろうが、このクソメガネ!とっとと口あけろゴラァ!!」 「あぐごばべぼっ」 大樹は美咲に無理矢理口を開けられ、オムライスを詰め込まされた。 「ゴホッ、ゴホッ!」 「に、兄さん!大丈夫!?」 「全く、素直に口をあけないからだぞ」
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