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ヴェイがやってきたのは自分が通っている学校だった。
そう彼もまたどっかの誰かさんと同じく補習であった。
「(……何で俺はこんなとこにいるんだか……サボればよかったぜ)」
ヴェイは机にぐだっとへばりついていた。
「えっと……あの、ヴェ、ヴェイ君……隣いいかな?……」
「あァ?」
水色の長い髪の女の子がもじもじしながら話しかけてきた。
「誰だお前?……」
「ふぇ?……お、同じクラスのルーシィ・ミントだよ~……」
ルーシィの瞳は今にも泣き出しそうにウルウルしていた。
ちなみにルーシィは一般人である。
「てか、補習はクラスでは俺だけのはずだぜ?」
「わ、私は自主的に受けにきただけだから」
「勉強好きか?キメーなお前」
「あうっ……」
ヴェイの言葉はルーシィを傷つけた。
「わりーけど、他の席に座れ。他にもあいてんだろ?」
「うっ……そ、そうだね……そうする……」
ルーシィはトボトボと他の席に向かってった。
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