第二章~強さとは~

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ヴェイがやってきたのは自分が通っている学校だった。 そう彼もまたどっかの誰かさんと同じく補習であった。 「(……何で俺はこんなとこにいるんだか……サボればよかったぜ)」 ヴェイは机にぐだっとへばりついていた。 「えっと……あの、ヴェ、ヴェイ君……隣いいかな?……」 「あァ?」 水色の長い髪の女の子がもじもじしながら話しかけてきた。 「誰だお前?……」 「ふぇ?……お、同じクラスのルーシィ・ミントだよ~……」 ルーシィの瞳は今にも泣き出しそうにウルウルしていた。 ちなみにルーシィは一般人である。 「てか、補習はクラスでは俺だけのはずだぜ?」 「わ、私は自主的に受けにきただけだから」 「勉強好きか?キメーなお前」 「あうっ……」 ヴェイの言葉はルーシィを傷つけた。 「わりーけど、他の席に座れ。他にもあいてんだろ?」 「うっ……そ、そうだね……そうする……」 ルーシィはトボトボと他の席に向かってった。
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