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「ついたわよ」
「!、こ、これはすごいですね」
なんと神谷学園の寮は高級マンション同様にいい造りとなっているのだ。ちなみに小、中、大学の学生寮も同じだ。
入り口は自動ドアであった。中にはいるとそこはまるでホテルのロビーのようで、カウンターに部屋の鍵を管理している女性が三人学年別にいる。レミは一年生の鍵を管理している女性に自分の部屋番号を言って、カードキーを受け取った。
「あの私、風見大樹の妹となんですけど、兄の部屋ってどこですか?」
「あなたの身分証明書などはありますか?」
管理はやはり厳しく本当に風見の妹なのかを唯菜は確認された。
唯菜は自分のカバンから身分証明書を取り出し、受け付けのお姉さんに渡した。
「はい、ありがとうございます。風見様の部屋は三階の1ー20です」
「ありがとうございます」
レミと唯菜はエレベーターに乗った。
「三階についたわ。私は四階だから、じゃあね」
「ありがとうございました。レミさん」
唯菜はレミに頭を下げお礼をして別れた。
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