第一章~oh my sister~

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「えっと……あった!1ー20。(あ~兄さんに会うの久しぶりだな~)」 唯菜は部屋のインターホンを押した。 すると数秒たってから部屋のドアが開かれた。 「どちらさま?……ってい、唯菜!どうしたんだよ!?」 「兄さん!」 出てきた大樹に唯菜は抱きついた。 久しぶりの再開に嬉しさがこみ上げてきたのだろう。 大樹の胸にうずめていた顔をあげた。 「兄さんが、まえ電話で夏休みはこっちに戻らないって言ったから、私が来たの……って兄さん腕どうしたの!?」 唯菜は包帯が巻いてある大樹の右腕を見て驚いた。 「ちょっと練習試合でな、んなことより中でゆっくりしろよ」 「うん、おじゃまします」
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