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「えっと……あった!1ー20。(あ~兄さんに会うの久しぶりだな~)」
唯菜は部屋のインターホンを押した。
すると数秒たってから部屋のドアが開かれた。
「どちらさま?……ってい、唯菜!どうしたんだよ!?」
「兄さん!」
出てきた大樹に唯菜は抱きついた。
久しぶりの再開に嬉しさがこみ上げてきたのだろう。
大樹の胸にうずめていた顔をあげた。
「兄さんが、まえ電話で夏休みはこっちに戻らないって言ったから、私が来たの……って兄さん腕どうしたの!?」
唯菜は包帯が巻いてある大樹の右腕を見て驚いた。
「ちょっと練習試合でな、んなことより中でゆっくりしろよ」
「うん、おじゃまします」
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