国家機密

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2020年----… 東京 「Go!Go!!Go!!!」 背中にスワットと書かれた 特殊部隊が摩天楼が続くこの街のビルに一人の男の掛け声により、2・30人、全員が動き出した。 (A班は下から、B班は上からだ!) 「A班が突入した!!B班も行くぞ!!」 さっきの部隊が突入した方とは違う、ビルの屋上にあの特殊部隊がいた。 B班を統一している男の腰にしまった無線機から他の仲間達の行動が流れだすと、B班は隣りのビルからワイヤーをかけ また2、30人の特殊部隊が窓ガラスを割り 突入を図った。 ビルの中ではー… ここのビルの社員の三人の男達が、会議室を塞いでいた。 「しかし、暇だな」 一人の男が呟くと 真ん中にいる男が 「すぐに、暇はなくなるさ」 その時だった。ビル内から大きな銃声と窓の割れる音が鳴り響くと、警報が鳴り響いた。 (A班突入!!B班突入!!C班!!内部から!!) 真ん中の男が腰に閉まっていた無線機から、特殊部隊からのメッセージが入った。その瞬間 「動くなぁ!!!」 真ん中の男が突如、背中に隠していた2丁の銃を両サイドにいた男達に突きつけた。 「なっ!?」 咄嗟に両サイドの二人も背中に隠し持った銃を真ん中の男に向けるが 「てめぇ!!スパイか!!」 左の男が真ん中の男に問いただす 「ああ、そうだ」
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