年賀状

6/7
前へ
/307ページ
次へ
顔が赤くなってるのがわかって、私は思わず両頬に手をあてた。 「…姉貴、そのリアクションはかわいい清純そうな女の子がやるからかわいいんであって…」 「うっさいなあっ!どうせかわいくないもんっ!」 「わかればよろしい」 「もうっ拓矢なんか高校受験失敗して雷に打たれて年賀状の女の子にフラれてっ…んでもって不幸になっちゃえっ!」 「えぇっ!縁起でもねえっ。雷うたれたら死ぬしっ!姉貴ひでえっ!!」 「べーだっ!」 私は年賀状をもって自分の部屋へと駆け込んだ。
/307ページ

最初のコメントを投稿しよう!

72人が本棚に入れています
本棚に追加