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天下統一を目指す政宗にとってこの度の戦は一石二鳥だった。
「いーね!いーね!久々のPARTY楽しまなかったら損するぜ」
当の本人は、今にでも、突っ走っていく勢いだった。
「政宗様。日頃再々申し上げておりますが、あまり無茶をなされぬよう。なんといっても相手は甲斐の虎と軍神ゆえ。」
「わーってるって小十郎。んな無茶はしねぇよ」
独眼竜の右目でもある片倉小十郎。暴走傾向にある主とは裏腹に冷静にこの戦に望もうとしていた。
…どっちが主か分かりはしない
(そういえば、武田軍の中に一人気になる奴がいたな…)
「政宗様。武田軍側に気になる輩が…」
「あぁ?!誰だそりゃ?」
「紅蓮の真田でございます」
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