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がたたたたたたた!!
―――――あぁ来たか。
けたたましい足音に顔を上げる。
ばん!
乱暴に開いた扉から怒号がとぶ。
「夜知(やち)!!あなた私の制服をどこにやったの?!」
顔を真っ赤にして怒る愛しい人に微笑みかける。
「おやおやお似合いですね。やはり貴女には淡い黄色がよく似合う」
「なっ!そ、そんなの良いから早く制服返してよ!」
せっかくのドレスを破く勢いでつかみ掛かってこられても怖くもなんともない。
むしろ
「何笑ってるの!?」
愛おしくてたまらなくなる。
「―――――っ!離せぇ!」
やっぱりシルクにして正解。
滑らかなそれが素肌を思わせて魅力的だ。
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