Jside

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「かーずや?」 「ん?」 「会いてぇ…触りたい」 それは、俺の心からの気持ち。 我が儘だってことは分かってるけど、どうしても気持ちが抑えられない。 「‥ばか」 「電話じゃ物足りねぇ。 やっぱ、明日お前の誕生日だし、に一時帰国しちゃおっかな」 “俺も会いたいよ” そう言って欲しい気持ちはあるけど、和也は絶対に言わない。 分かってて言う俺は、やっぱりどうしようもない我が儘野郎だ。 でも、もしかしたら和也が甘えてくれるかもしれない。 少しだけそんな風に願った
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