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ゴッ!!
顔面をぶん殴られて5mは吹っ飛んだ
謎「オーケイ日本人、もっぺん聞くぞ。旭日重工から持ってきたのはこいつ一枚だな?」
ジャカッ
銃を向けながら続ける
「…で、ボルネオ支社長に渡すまでは厳重に保管…そうだろ?」
岡島 「そ、そうだ!俺が聞いているのはそれで全部だよ!!」
銃を向けているのは
サングラスをかけた黒人の大男と
細身の日系の女性
女 「ダッチ。面倒くせぇ、膝の辺りを撃っちまえ。小鳥みたいに喋り出す」
男 「必要ねぇ。これだけ聞き出せりゃ十分だぜ、レヴィ」
すると男の腰にぶら下がっている無線から通信が入る
ベニー 「ダッチ。ねえダッチ。」
ダッチ 「なんだ。」
ベニー 「まだ片付かない?スピクからまっすぐこっちへ向かう影がある。おそらくフィリピン海軍の哨戒艇だ!」
ダッチ 「焦るなベニーボーイ。片付いてる、エンジン回しとけ!」
そして旭日従業員に向かって叫ぶ
ダッチ 「オーケイ、ジェントルメン!俺たちは退散する。あんたらは自由だ。」
「…ただし。俺たちをつけ回したりした場合、話は“チャラ”だ!」
「大人しくしとくのが賢明だ!オーケー!?」
岡島 「…ほっ」
一安心したその時
ぐいと首に銃を突き付けられる
レヴィ 「何、安心してやがんだよ。お前も一緒に来るんだ、馬鹿野郎」
岡島 「…嘘、でしょう?」
レヴィ 「だまれ。そして歩きな。」
岡島 「ウソでしょおぉぉ!?」
<電話にて>
ダッチ 「こちら“ブラック・ラグーン”、バラライカ聞こえるか?」
バラライカ 「良好よ、どう?」
ダッチ 「襲撃完了。ブツは俺の手にある、どうぞ」
バラライカ 「スマートな仕事って好きよ、ダッチ。受け渡しは予定どうりでお願いね。」
ダッチ 「了解。」
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