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チュンチュンッ
柚が江戸に来て初めての朝がきた
台所では謙梧と凪が朝ご飯を作っていた
十兵衞は起きて準備をしていた
十「あいつまだ起きてないのか...世話のやける奴だ..」
しぶしぶ柚を起こしに行った
スパァーン
十「おい起きろ!!!!」
大声で叫んだ
柚「....」
返事のない柚...
どうやらまだ寝ているようだ
それに気付いた十兵衛は布団を勢いよく持ち上げた
十「いい加減...起きろ!!!」
さすがの柚も十兵衛の怒鳴り声を聞き、眼が覚めたようだ
柚「十兵衛...朝からうるさいって...」
頭をポリポリかきながら欠伸をした柚...
十「お前が遅いんだ!みんなもう起きてるぞ...」
柚「...私が最後、てか十兵衞服着替えてるし...私も着替えなきゃ!」
やっと頭が回ってきたのか、立ち上がって箪笥を開け胴着と袴を出した
素早く着物を脱ぎだした柚
十「なッ!!!////」
急いで十兵衛は部屋から出た
十「あの女バカか!!」
男の前で着替えるとわ...
十「女とは思えん...」
そう呟いて真っ赤な顔をしながら台所へと足を進めた
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