第四章

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チュンチュンッ 柚が江戸に来て初めての朝がきた 台所では謙梧と凪が朝ご飯を作っていた 十兵衞は起きて準備をしていた 十「あいつまだ起きてないのか...世話のやける奴だ..」 しぶしぶ柚を起こしに行った スパァーン 十「おい起きろ!!!!」 大声で叫んだ 柚「....」 返事のない柚... どうやらまだ寝ているようだ それに気付いた十兵衛は布団を勢いよく持ち上げた 十「いい加減...起きろ!!!」 さすがの柚も十兵衛の怒鳴り声を聞き、眼が覚めたようだ 柚「十兵衛...朝からうるさいって...」 頭をポリポリかきながら欠伸をした柚... 十「お前が遅いんだ!みんなもう起きてるぞ...」 柚「...私が最後、てか十兵衞服着替えてるし...私も着替えなきゃ!」 やっと頭が回ってきたのか、立ち上がって箪笥を開け胴着と袴を出した 素早く着物を脱ぎだした柚 十「なッ!!!////」 急いで十兵衛は部屋から出た 十「あの女バカか!!」 男の前で着替えるとわ... 十「女とは思えん...」 そう呟いて真っ赤な顔をしながら台所へと足を進めた
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