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イクタベーレには一人の王子がいた……。
その王子は極度の緊張で前日、大した睡眠も取れずこの日を迎えた……。
歳は14歳…この国ではもう立派な大人とされる歳。
そしてまた戦場に赴〈おもむ〉かなくてはならない年齢……。
今日は彼にとっての初陣。
普通の者ならば必ず戦果を上げるぞ!っという想いから心踊らすもの……。
だが彼は違った……戦争嫌う優しき者のなのだ。
この王子の国、イクタベーレには同盟国がいた……。
国の名はシャルス。
このシャルスと共にバルマーラ帝国を打ち倒す手筈だった……が…シャルスの突然の裏切りにバルマーラ帝国とシャルスの挟み打ち受けてしまう……。
王子には親衛隊の護衛が何人かついていたのだが……砂煙舞く、この戦場では護衛も虚しく王子に見失なってしまった……。
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