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「あぁ成る程…。それで遅くまで残っていたんだね」
いや、納得しないでください警備員さん…と言いたかったがそれよりも…
「あの~警備員さん…学校内の見回りに白いワンピースを着た女の人っていますか…?」
俺は固唾を飲む様に聞いた。
「あぁ、いるよ」
…っているんかい!!
「多分その人は中田さんだろう。あと髪が長くて呻き声みたいな声を出していなかったかな?」
俺と海斗は同時に頷いた。
「やっぱりね。彼女は昨日カラオケで歌いすぎて声が出ないんだよ。だから早く発声出来るように声を出していたようだが…あれは奇声だよなぁ」
「ハハ…そうですね…」
中田さん…何故ワンピースで見回りしているんですか。それよりも貴女はホラー映画に出演をオススメします。
「さて…帰るか海斗」
「…そうだな」
俺達二人はくたびれた様子で夜の下校をした。それにしても…中田さん、発声練習に【に゛ゃっ】って…。いや、それよりも今日はもうクタクタだ…。早く家に帰って寝よう。
「ちゃんと風呂に入れよ」
「解ってますよ海斗お母さん」
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