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「何だよ~俺だってやる時は真面目にやるんだぜ?」
「なぁ~に言ってんだよ…どうせ先生に睨まれたりとかされたんだろ?」
す、鋭い…我が友人ながらなんという推察力…!!
…あぁ、こいつは俺の友人
「井藤 海斗です。以後、お見知り置きを~」
「えぇ~と…海斗さん?貴方は俺の思考が読めるんですか?」
「ハハハ、まさか!推理しただけだよ。真実はいつも一つだからね」
「あぁ~成程ねぇ…」
何者ですか?
「いや、人間だし」
「…って読めてんじゃねぇか!」
「だから真実はいつも」
「ごまかすな!つーか書き写しが進まねぇじゃねぇかぃ!ほら、ちょっと他当たって下さい」
「はいはい解りましたよ。じゃ、頑張れよ~」
「あいよ」
やっと去るか…
「それはどうかな?」
「喧しい!早く去れ!」
テレパシー海斗が居なくなった後、俺は雑な字でノートに書き写し終えた。
次の授業は…体育か……体育?………授業開始まで残り時間…一分弱…。
コスチュームチェンジタイム+体育館へ移動の道程=二分弱。
そして漸く気付く、教室にクラスメイツが居ないこと…遅刻フラグですね、解ります。
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