3 Coach

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「何だよっ! 人がこークラスを盛り上げようとしてんのに」 「ほらほら喧嘩しない!」 彩に喰ってかかっていく閃を、不意に紗季が止める。 紗季と彩。恐らく3年間暁の2トップを走るであろう2大美女が教壇に立った瞬間、男子生徒全員の視線が2人に向く。 「あ、そうだ。閃バスケ部のメンバー募集しといたら?」 不意に紗季が提案する。その提案に閃いた閃が、元気よく話し始める。 「みんな、今年からバスケ部作るんだ。よかったら入らない? 顧問も美人マネも決まってるし」 美人という形容に過剰に反応したのは紗季だけでなく、期待感を胸に秘めた男子生徒により、たちまち教室は騒がしくなる。
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