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「おい…嘘だろ…あいつクルマの運転なんかしたことねえのに…繋げてるぜ😱」
黒いシルビアはなめらかに滑り、アシストしてもらっているとはいえとても渉の走りには見えなかった。
「うん。上手い上手い。実は運転してるんじゃないの⁉」
「いえ…本当に初めてです。」
「本当に⁉じゃあ今度はアシスト無しでやってみようか。」
「は…はい💦」
「はい加速‼ブレーキガツンでアクセル全開‼フルカウンター‼」
瀬那の指示通りに操作し、渉はシルビアを横に向ける。
『ギャヒャツ‼』
「建次君みてる⁉彼すごいよ‼」
瀬那が建次に言う。
『ギャヒャアアアアッ』
シルビアはドリフト状態のまま円を描く。
「…停まっていいですか⁉」
「いいよ。」
渉はブレーキを踏む…が…
「あっ‼そんな急に操作しちゃダメ💦」
『ガクンッ💥』
「うわあっ‼」
急激な荷重移動でオツリをもらい反対方向にスピンしたシルビア。
『ギャヒャヒャアアアアアッ💥』
「このままじゃ…‼💦」
スピンを続けるシルビアはガードレールに向かって一直線に滑っていった。
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