読書

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違う世界への扉 僕を誘い 引き込む そこは僕らの世界と同じ 地面がある 空がある 草木が生えている 虫がいる 魚がいる 動物がいる 人がいる みなそれぞれの生き方があり、物語がある 僕らにも生き方があり、物語がある ただ扉から覗いた世界は 輝いて見える 扉を閉めると自分の物語が色褪せる すると、また扉を開けたくなる 一種の薬物のようだ 繰り返しつかい 止められなくなる ただ毒の代わりに夢を与える その夢は副作用があるが 自分の物語を磨けば問題はない 僕は何度も扉を開く 開けば開くほど夢が溢れてくる 本とは不思議なものだ
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