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「関羽…散ったか…。」
大地に倒れた関羽の姿を見て、夏候惇は静かに息を吐けば、孫策の方を見た。
「どうする?ビビったんなら、逃げても良いぜ?」
孫策は覇王を構えながら、不敵な笑みを浮かべて夏候惇を見ては言葉を放った。
その言葉を放った時には既に夏候惇は孫策に斬りかかり、孫策は其を受け止めた。
「笑わせるな…!貴様の首を貰い受けるまでは果てるつもりはない!!」
「へへ…!良い返事じゃねぇか…!!」
夏候惇の滅麒麟牙を弾いては、覇王を構えては夏候惇の腹部にめがけ拳を放った。
「っ…!!」
夏候惇は拳を受けては、歯を噛み締めながら痛みに耐えるが衝撃は大きく大地に膝をついた。
「ヘッ!!もう終りかよ?……っう!!」
右腕に持った覇王の先端を相手に向けて不敵な笑みを浮かべた瞬間、夏候惇は素早く立ち上がると同時に膝を上げて、腹部に膝蹴りを喰らわせた。
「こんな弱い攻撃で俺が倒れるとでも思ったか…!!」
夏候惇は滅麒麟牙を構えれば、刃先を孫策に向けて、眼帯のついた顔に愉しげな笑みが浮かんだ。
「ヘッ…その言葉…、そのまま返してやるぜ…!!」
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