―御神木―

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「かごめ!安静にしてろ!」 犬夜叉の怒鳴る声が響いた。 「大丈夫ケホ ケホ よ。」 弱々しく返すかごめ。 かごめは戦国に来て10年くらいたって今の戦国では不治の病結核にかかってしまった。 もちろんかごめの時代では治る病も戦国では治せないのだ。 「かごめ…。頼むから安静にしててくれ。」 犬夜叉は今にも泣きそうな声でかごめに言った。 「わかった。ケホ ごケホ めんね?」 かごめは苦しそうに言うと、 「もういいから、謝るな。お前が悪い訳じゃないから。」 犬夜叉は静かに言った。 かごめは病にかかっても笑顔は絶さなかった。 少しでも犬夜叉が笑ってくれるように…。 .
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