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んっ……どこだ、ここはアパートか?実家か?
「あら、気が付いた?」
「大丈夫かー?」
二人の少女
はっ!そうだ、あのとき、俺は気絶して……
「ここは……?」
「ここは博麗神社の中よ」
「まったく、何時間も目を覚まさないんだから、心配したぜ」
電灯がついてる、もう夜らしい
頭がくらくらする、でも俺は聞かなきゃいけない、俺の周りでおこってることすべてを、このどう考えてもおかしいことすべてを
「頼む、俺にここで何が起きてるか説明してくれ、なにがなんだかわけがわからないんだ……」
泣きそうな声で、頼んだ
「その前に、あなたはどうやってここまで来たの?」
「どう来たって……、電車の中で寝てたら、いつの間にか森の中にいて……、あてもなくさまよってたら、ここについたんだ」
「う~ん、電車ってのはよくわからないけど、話を聞く限り、あなたは外来人のようね」
「まさかっ!本当か霊夢?」
「私も信じられないけど、そうとしか考えられないわ」
外来人?前も聞いたな
「外来人ってなんなの?」
「外来人っていうのは、この幻想郷の外の世界から来た者のことよ」
「へっ……そんな……ばかな…」
にわかには信じられなかった、俺が異世界人ってこと?、ばかげた話だ
しかし、今まで起こったことを考えると、そう考えた方が自然ではないだろうか?
彼女が俺をからかってるとは、とても思えないし
「信じられないかもしれないけど、多分あってるわ」
「じゃあ、君たちはいったい何者なんだ?なんで空を飛べるんだ?あの、君たちが放った光の玉みたいなものはなんなんだ?」
「幻想郷で空を飛ぶことはそんなに珍しいことじゃないわ、光の玉は弾幕って言って、一種の攻撃手段、これも放てる者は、いっぱいいる」
「幻想郷には、人間だけじゃなく、妖怪や神様もいるからな~」
だめだ、あたまがいたくなってきた、頼む、誰か、ドッキリでした~と言ってくれ
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