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石段をのぼっている俺の目に、まず飛び込んできたのは、赤い鳥居だった
なるほど、ここは神社だったのか
神社って人が住んでるのか?ああ、でも正月からあんま経ってないし、いるかな
石段をのぼりきった俺は神社と巫女さんを発見した
おおっ!人だ!久々についてやがる
巫女さんは箒で掃除をしていたが、俺に気付いてくれたらしく、こっちを向いた
俺はちょっと早足で、(不審者に見られないよう、ちょっとかっこつけながら)巫女さんに駆け寄り、声をかけようとした
「あの、ちょっとすみま…」
「止まりなさい!!!」
はひっ、いきなり怒鳴られた
俺は人に怒鳴られると涙目になるんだ、心臓もドキドキする
巫女さんは俺を睨んでる、人をいきなり怒鳴りつけ、睨むとはいったいどういうことなんだ
赤いリボンに巫女の服(服の名前はわからん)、あれっ、なんで腋の部分が露出してるんだ、というかどういう構造してるんだ、あの服、暑いのか?
まぁいいやかわいいからゆるそう(正月に地元の神社に初詣しにいったが、かわいい巫女さんはいなかったんだぜ)
俺を睨んでた少女(かわいい腋巫女さん)はやっと口を開いた
「ふぅ、どうやら人間のようね」
はぁ?
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