絶望の嵐

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夫が見たら不思議そうな顔をするに違いない。 義母と私が一緒になって笑っている。 そして義母を見る義父の目は、愛しい女を見つめる男の眼差しであった。 二人の息子である夫でさえ、見た事が無いかも知れない。 『美波さんがね、お花の種くれたでしょう? 私ったらその時に お花ばかり育ててないで早く子供生んで育てなさいよって言ったわよね?』 『ええ、言いましたね ムカつきました』 『あら、やっぱり?ヒロが私を怒鳴りつけた位だものね ……いい夫でしょ?私が育てたのよ?』 『ええ最高の夫です お義母さんなら、お花も上手に育てられますよ』 皮肉を含みながらも、初めて本音で話したかも知れない。 母は少女のように微笑み、私に言った。
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