騙す女

第二段階

ﾅｵｷ『そーだ
昨日暇だったから買い物行ってな‥‥』

ゴソゴソと棚から小さな箱を取り出してミナに渡した

ﾐﾅ『何？』

ﾅｵｷ『開けてみて』

ミナはリボンを解いて箱を開けた

そこには有名ブランドのロゴが書かれていた

そして指輪があった

ﾐﾅ『ｺﾚ‥‥』

ﾅｵｷ『ぃゃ、自分の名刺入れ買いに行ったら
ﾐﾅに似合うの見つけて衝動買いしちゃった
ｻｲｽﾞが分らないから
違ったら交換してくれるから』

ﾐﾅ『えっ😵私に？』

ﾅｵｷ『ﾊﾒてみて』

ﾐﾅ『でも‥誕生日とかでもないのに😓』

ﾅｵｷ『指出して』

ミナの手をとって指輪を薬指にハメた

ﾅｵｷ『大きかったね
交換して貰うよ』

ﾐﾅ『じゃなくて‥なんか悪いよ‥‥
ｲﾍﾞﾝﾄでもないのに‥』

ﾅｵｷ『ｺﾚは俺がﾐﾅにあげたかったから
じゃぁ、付き合い記念でってことで
ﾐﾅが受け取らなかったら捨てるだけだよ』