7039人が本棚に入れています
本棚に追加
そして 亮は 私が携帯をいじるのを 極端に嫌った。
「今はもう 俺と二人で地元を離れて こっちにいるんだから、他の人間と連絡とる必要はないでしょ?」
そう言われても
私を心配してくれている友人や 職場の人達から来る電話やメールを無視する事なんて できない。
唯一 一人になれる場所、トイレに こっそり携帯を持ち込んで メールの返事をしていた。
が、
〈トイレ長いね 中で何してるの?〉
同じ部屋の中にいる亮から
トイレにいる私にメールが来た時は
さすがに 寒気を感じた。
最初のコメントを投稿しよう!