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3人が恋愛トークで盛り上がる中
駿司くんは輪から外れた場所で外を眺めていた。
私も彼の隣に行き同じ外を眺める。
「話さなくていいの?」
「えっ?」
「あの3人かなり盛り上がってるみたいだけど。」
「あっ…いいの。駿司くんこそいいの?」
「…ちょっと廊下行こうぜ。」
ぐいっと腕を引っ張られ、半ば強引に廊下へと連れていかれた。
「まだ、学校の中よくわかんないよなー。」
「そうだね。教室移動するとき迷っちゃうね。」
腕を掴まれたままで、ドキドキが止まらない。
「ちょっと探索すっか!」
駿司くんは、そう言って先に歩きだした。
今まで掴まれていた腕にそっと触れる。
まだ、わずかに彼のぬくもりが残ってる気がした。
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