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「薫~さ~ん♪
お誕生日おめでとう」
ニコニコしながら朝一番で店に入って来たバイトの女のコ、早紀。
「早紀、おはよう。
アタシの誕生日、覚えていてくれたの?」
なんだか飛び上がりたくなるくらいに嬉しくて感激して早紀を満面の笑顔で見た。
「ハイっ 勿論ですよぉっ
あっ コレ…… 夕べ作ったんですよぉ……
食べていただけますか?」
照れ臭そうに、ピンクの紙袋に可愛くラッピングされた包みを手渡された。
かわいいっ
かわいすぎるよ、早紀……
「ありがとう
ねっねっ 開けてもいい?」
なんだか、年頃の男の子のキモチが分かるくらいにドキドキしていた。
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