第二章 学園へ編入

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「どうせだからあいつらの分も作るか。」 ティエルは買ってきた食材を見ながら何を作るか考えていた。  少しの間迷っていたが、 「ま、とりあえず時間もないし、簡単なオムライスでいいか。」 ティエルは、冷蔵庫の中からオムライスの材料を取り出す。 「あとは、サラダとコーンスープ、デザートはムースでも作るか。」 そう言いながらも手は休まず動いていた。 そして作り初めてから30分経った時、 -ピンポーン と、呼び鈴がなった。 その音に作業を一旦止め、玄関に向かった。 扉を開けると、目の前にはシエラ・シーリ・エルカがいた。 「よ、ティエル!」 「途中で会ったからみんなできちゃった!」 「早く着過ぎちゃった。ごめんね?」 それぞれの言葉に、 「とりあえず作ってる最中だから中に入れ。」 ティエルに促され、3人は部屋のなかに入っていく。 3人はとりあえずソファーに座った。 するとティエルが、 「もう 少しかかるから寛いでいてくれ。」 「食べていいのか?」 「ああ。」 と、言いながら台所らしきところに向かった。
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