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「どうせだからあいつらの分も作るか。」
ティエルは買ってきた食材を見ながら何を作るか考えていた。
少しの間迷っていたが、
「ま、とりあえず時間もないし、簡単なオムライスでいいか。」
ティエルは、冷蔵庫の中からオムライスの材料を取り出す。
「あとは、サラダとコーンスープ、デザートはムースでも作るか。」
そう言いながらも手は休まず動いていた。
そして作り初めてから30分経った時、
-ピンポーン
と、呼び鈴がなった。
その音に作業を一旦止め、玄関に向かった。
扉を開けると、目の前にはシエラ・シーリ・エルカがいた。
「よ、ティエル!」
「途中で会ったからみんなできちゃった!」
「早く着過ぎちゃった。ごめんね?」
それぞれの言葉に、
「とりあえず作ってる最中だから中に入れ。」
ティエルに促され、3人は部屋のなかに入っていく。
3人はとりあえずソファーに座った。
するとティエルが、
「もう 少しかかるから寛いでいてくれ。」
「食べていいのか?」
「ああ。」
と、言いながら台所らしきところに向かった。
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