第二章 学園へ編入

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「一人暮らしが長かったからな。最初は嫌だったが、作ると案外楽しくて今ではかなりのレパートリーがあるぞ?」 ティエルはエルカに答えながら食べていた。 「ティエルって一人暮らしだったんだな!」 「けど羨ましいわ!こんなに料理が上手くて!」 「そんな難しくはないから今度教えてやろうか?」 「本当?」 「ああ。時間空いてるときでいいならな?」 「ええ、構わないわ!!」 「あたしもいい?」 「別にかまわないが、いつになるかわからないからな?」 「うん、いいよ。」 そして、話も一段落した頃にはテーブルにあった料理は全てなくなっていた。 「ティエル、ご馳走様!」 「ティエル、本当においしかったわ!」 「ご馳走様。」 「にしてもよく食べたな。」 「ティエルの料理が美味しかったからな!いつもより箸が進んだんだ!」 シエラの言葉に二人も頷く。 「とりあえず、後片付けは俺がやるからおまえらは部屋に戻ったらどうだ?」 「あらやだ!もう9時?」 「明日は待ちに待った魔武器と使い魔召喚だしな!」
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